サウナ後は水風呂!安全に「ととのう」ためのポイント
2024.05.28
サウナ後は水風呂!安全に「ととのう」ためのポイント

今人気のサウナですが、「ととのう」ためにはサウナに入るだけでは不十分です。
サウナの後の水風呂に入ってこそ本当に「ととのう」ことができます。

しかし、サウナで暖まった後に冷たい水風呂に入るのは不安だという人も多いでしょう。
実はサウナで「ととのう」までたどり着いていない方が多いのではないでしょうか?

そこで、この記事では水風呂の入り方、マナー、注意点について解説します。
サウナでしっかり「ととのう」ためにも、ぜひ、この記事を参考にして水風呂に挑戦してみましょう。

 

◆なぜサウナの後、水風呂に入るのか?水風呂の効果とは


サウナの後に水風呂に入るとどうなるのでしょうか。
また、どのような効果が期待できるのでしょうか。

水風呂に入ると、サウナで拡張した血管が急に収縮します。
そして、水風呂から上がると、収縮していた血管が次第に広がるため、体が暖かくなります。

このように、血管が伸縮することによる刺激は、交感神経の働きを促進し、自律神経系の調節能力を高め、自律神経失調や神経衰弱を改善することが可能です。

 

サウナーが追い求める「ととのう」とは?

ところで、サウナ―が追い求める「ととのう」という言葉はどのような意味があるのでしょうか。
「ととのう」は、一般的に「整う」と漢字で書かずに「ととのう」とひらがなで表記され、流行語大賞2021にもノミネートされた言葉です。

「ととのう」とは、浮遊感やリラックス感のあるトランス状態のことで、神経の落ち着きと高まりの繰り返しで得られます。

熱いサウナで温まった頭や体が、一気に興奮状態となり、その後水風呂に入ることで一気に体が冷えるので、体はリラックス、頭はスッキリというわけです。

 

サウナの後に水風呂が必要な理由

では、どうしてサウナの後に水風呂が必要なのでしょうか。
サウナの後に水風呂が必要な理由を考えてみましょう。

 

1.サウナで温まった体を覚ますため

自律神経には交換神経と自律神経とがあります。

熱いサウナに入ると体が温まり交感神経が活発になり、その後冷たい水風呂に入ると体が冷え、今度は副交感神経の方が活発になります。

その結果、体を温めようとして体内の血液の流れが促進され、風邪などのウイルスへの抵抗力を高めることができます。

 

2.さらなるリラックス効果を得るため

サウナは発汗作用があるので、ストレスホルモンの分泌を抑えるとされています。
体が温まり、血行がよくなるため、忙しい現代人が体も心もリラックスできる数少ない空間です。 

 

3.何より、「ととのう」を味わうための通過儀礼

「ととのう」とは、サウナ・水風呂・外気浴を繰り返すことで得られる身体の深いリラックス状態のことで、サウナーの間でよく使われる言葉です。

水風呂は、何よりも「ととのう」を味わうためには欠かせない通過儀式といえます。

 

サウナで得られる主な効果

サウナで得られる主な効果にはどのようなものがあるのでしょうか。
「ととのう」ことを感じる以外に得られる効果を解説します。

 

1.頭がすっきりする

サウナに入って全身を温め、自律神経を刺激すると脳と体が、副交感神経から交感神経へと自然に切り替えられることで、眠気が覚めて頭がスッキリします。

 

2.美肌・デトックス

サウナで汗をかけば、皮膚の汚れや皮脂を取り除くことが可能です。
新陳代謝も高めてくれるので、美肌・デトックス効果があるとされています。

 

3.快眠・冷え性

サウナに入ると多少の疲労感があるので、ぐっすり眠ることが可能です。
また、芯から体が温まるため、冷え性にも効果があるとされています。

 

4.肩こり・腰痛

血管が拡張するため血行が良くなり、肩こりや腰痛にも効果があるようです。
お悩みの方は、サウナで試してみてはいかがでしょうか。

 

こんな人は要注意!水風呂が危険なケース


「ととのう」ためには欠かせない水風呂ですが、急激な体温の変化による心臓への負荷が心配です。
水風呂が危険なケースをいくつかご説明します。

 

1.高血圧の方、心臓などに疾患がある方は控える

高温のサウナで温まった体が急に冷たい水風呂に入ることで体温の急激な低下を招きます。
そのため、急激に血管が収縮し、心臓がバクバクとなり、心臓疾患や心不全を招くこともあるようです。

特に、高血圧の方や心臓などに疾患がある方は控えるようにしましょう。

 

2.ヒートショックに注意

「ヒートショック」とは血圧の急上昇のことです。

サウナ後に水風呂に入ると、急激に体温が下がることで血管が収縮し血圧が急上昇するため、血管への負担が大きくなり、めまいや頭痛、心筋梗塞、脳梗塞のおそれがあります。

 

3.水風呂に入りすぎると低体温症の危険がある

「低体温症」とは、体温が下がりすぎて体が正常に機能しないことです。
長時間水風呂につかると、体温が下がり過ぎて低体温症になるおそれがあります。

低体温症になると、筋肉のけいれん、意識障害、場合によっては死亡する可能性もあります。

 

4.水風呂が苦手な方は水分補給やシャワーで

水風呂がどうしても苦手だという人もいることでしょう。
水風呂に入らない場合でも、心と体を十分にリラックスさせる方法があります。

水風呂が苦手な方は、サウナ後に水分補給をしたりシャワーを浴びたりするだけでも効果があります。
水分補給すると体の内側からも体を冷やすことが可能です。
また、足だけシャワー水をかけるだけでもかなりの効果が期待できます。

冷たい水が苦手な方はぬるめのシャワーでもかまいません。

 

サウナと水風呂を安全に利用するためのポイント


サウナと水風呂を安全に利用するためにはいくつかのポイントがあります。
それぞれのポイントを順番に解説します。

 

1.まずは水分補給

サウナに入ると多量の汗をかくため脱水症状になるおそれがあります。
入浴前に喉が渇いていなくても入浴前にコップ1杯程度水を飲んでおくことを忘れないようにしましょう。

喉が渇きを覚えた時にはすでに脱水症状が始まっています。

 

2.それぞれの時間を守る

サウナの入室時間はおおむね5分~10分がよいとされています。
初心者の方は短時間から始めて少しずつ時間を延ばしていきましょう。

体が温まったら、次はかけ湯をして水風呂につかりますが、つかる時間はおおむね2~3分がおすすめです。

それぞれの入浴時間を守って、あまり体に悪い影響を与えないようにしましょう。

 

3.体の芯まで温まってから水風呂に入る

水風呂の効果を最大限に引き出すためにも、温度管理のされたサウナで体の芯まで温まることが大切です。

水風呂が苦手な方は、脇に手を入れた状態でつかってみましょう。

冷たさを少しだけ和らげることができます。

 

4.水風呂に入る前に汗をシャワーなどで洗い流す

いろんな人が汗だくの状態で水風呂に入ると不潔ですし、水風呂の温度計の温度が変わってしまうおそれもあります。

立ったままシャワーで頭から浴びてもかまいませんし、風呂場の脇に置いてある桶で流してもかまいませんので、水風呂の入る前は必ず洗い流してからにしましょう。

 

5.水風呂ではじっと動かない

水風呂の中でじっと動かないようにすると羽衣(はごろも)という水と皮膚との間の膜ができ、冷たさを感じにくくなり、気持ちがよくなります。

水風呂ではじっとして体を動かさないようにしましょう。

 

◆「いきいき夢ロマン」のサウナで安全に楽しもう


この記事では、サウナで「ととのう」ための水風呂の入り方、マナー、注意点について解説してきました。

サウナ後の水風呂には、いくつかの危険な要素がありますが、正しい入り方をすることで、安全にしっかりと「とともう」ことができます。

ぜひ、サウナと水風呂を上手に組み合わせて極上の「ととのう」を体験してみましょう。

なお、源泉掛け流しの天然温泉「栃木天然温泉 いきいき夢ロマン」は、都心からのアクセスもよく、安全にサウナと水風呂の組み合わせが楽しめる温泉施設す。

ぜひ一度お越しください。