「風邪っぽいからサウナで汗をかいて治そう」と思ったことはありませんか?
現在の医学的な見解では風邪のときのサウナはNGです。
この記事では、風邪のときにサウナを避けるべき理由や、サウナを楽しむ際の注意点、
そして風邪予防に役立つサウナの入り方をわかりやすく解説します。
▼安全にサウナをご利用いただくために、こちらの記事もご覧ください。
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◆風邪かも?と思ったらサウナは控えましょう

風邪のひきはじめにサウナへ行くと「発汗して治りそう」と感じるかもしれませんが、
実際には体への負担が大きく、回復を遅らせてしまう可能性があります。
以下の理由から、体調がすぐれないときのサウナ利用は避けましょう。
1.感染拡大を防ぐため
サウナは密閉空間であり、他の利用者にウイルスをうつしてしまう恐れがあります。
自分の体調を最優先しつつ、他の人への配慮も大切です。
2.体力を消耗しやすいため
風邪のときは体温調節がうまくいかず、サウナの高温環境でさらに体力を奪われます。
ひと頃は、風邪をひいても汗をかけば治るといわれていた時代がありました。
暑いお風呂につかれば風邪が治ったという人もいたようです。
こうした「汗をかけば治る」という考えは誤りで、むしろ免疫力を下げてしまう場合があります。
3.脱水症状のリスク
サウナでは通常でも300〜500mlほどの汗をかくといわれています。
風邪時はすでに体が脱水傾向にあるため、サウナに入ると脱水症状を起こすおそれがあります。
◆サウナを控えるべきケース

風邪以外にも、次のような場合はサウナを避けましょう。
1.飲酒後・二日酔い時
アルコールは血圧や心拍を乱し、脱水を進行させます。
酔っている状態や二日酔いのときのサウナは、意識障害や転倒事故のリスクがあるため厳禁です。
2.高血圧の方
高温のサウナは血圧を急上昇させることがあります。
特に上の血圧が160mmHg以上の人は医師の指導を受けてから利用しましょう。
どうしても入りたい場合は、低温サウナや短時間利用がおすすめです。
3.心臓疾患・動悸のある方
サウナと水風呂の温冷交代浴は、血管の拡張と収縮を繰り返すため、
心臓に大きな負担をかけることがあります。
既往症のある方は水風呂を避けるか、医師に相談しましょう。
4.妊娠中の方
特に妊娠初期は体温上昇が胎児に影響する可能性があります。
安定期以降も無理をせず、低温サウナや短時間利用に留めましょう。
5.小さな子ども
幼児は体温調節機能が未発達です。
サウナは小学生になってから大人と一緒に入るのが安全です。
◆サウナは風邪の「予防」には効果的!

風邪をひいているときのサウナはNGですが、風邪の予防にはサウナが役立つといわれています。
サウナで期待できる健康効果をご紹介します。
1.免疫力アップ
オーストリア・ウィーン大学の研究では、
「週2回サウナを利用した人」は、利用しなかった人に比べて風邪をひく確率が約半分だったという報告があります。
定期的なサウナ習慣が免疫機能を高め、ウイルスに強い体をつくります。
2.ストレス緩和と自律神経の安定
サウナの熱刺激は副交感神経を活性化し、心身をリラックスさせます。
ストレスや睡眠不足が減ることで、免疫機能の低下を防ぐ効果も期待できます。
3.血行促進
サウナで血流が良くなると、酸素や栄養が体のすみずみまで行き渡り、
代謝が上がって老廃物の排出が促されます。これが風邪に強い体づくりにつながります。
◆体に負担をかけないサウナの入り方

サウナを健康的に楽しむための基本ステップをおさらいしましょう。
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1.洗体(体を洗う)
事前に体を温め、汗をかきやすくします。 -
2.サウナ浴(8〜10分ほど)
長時間は不要です。体調やサウナ温度に合わせて調整を。 -
3.水風呂(1〜2分)
入る前に「かけ湯」をして血圧変動をやわらげましょう。 -
4.休憩・外気浴(5〜10分)
ベンチなどでゆっくり休み、体温を自然に戻します。
この1セットでも十分効果があります。体調が良ければ、2〜3セット繰り返すとより整いやすくなります。
◆「いきいき夢ロマン」でサ活を満喫しよう!
風邪のときはサウナを控え、体調が良いときに正しい入り方で楽しむことが大切です。
サウナは使い方次第で、免疫力アップやストレス解消など、日々の健康づくりに役立ちます。
源泉掛け流しの天然温泉「栃木天然温泉 いきいき夢ロマン」は、都心からのアクセスもよく、設備も充実しており、快適なサウナが楽しめるおすすめの温泉施設です。
ぜひご家族でお出かけください。
▼栃木県にお越しの際は、日帰り天然温泉「いきいき夢ロマン」にぜひお立ち寄りください。