サウナと岩盤浴の違いとは?それぞれの特徴や効果で徹底比較
2024.09.10
サウナと岩盤浴の違いとは?それぞれの特徴や効果で徹底比較

忙しい現代人にとって、さまざまな身近な健康法があります。
さまざまな健康法の中でもサウナと岩盤浴は、今や大ブームといえましょう。

サウナと岩盤浴は、どちらの方が効果があるのだろうかと考えたことはないでしょうか。
サウナも岩盤浴も、発汗によるダイエット効果やストレス解消、快眠効果などがあるといわれています。

両者の違いには、どのような点があるのでしょうか。

【目次】
・岩盤浴とは
・特徴で比較!岩盤浴とサウナとの違い
・効果で比較!サウナと岩盤浴の違い
・サウナと岩盤浴 それぞれのメリットデメリット
・サウナと岩盤浴の注意点
・自分の目的や好みで選んでみて

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◆岩盤浴とは



温浴法の1つで、温められた岩盤に寝転んで体を温める方法のことです。
遠赤外線が岩盤から放出され、体の奥までじっくりと温めてくれることによって、汗がわき出てきます。

岩盤の種類によって、健康や美容、いやしなど効果が異なります。
施設によっても、天然鉱石をそのまましきつめているところもあれば、平らなプレート状態にしてしきつめているところもあるようです。

あるいは、複数の鉱石を用いているところもあれば、一種類の鉱石だけしか用いていないところもあります。

なお、岩盤浴に利用される主な鉱石は以下のとおりです。
①ラジウム鉱石
②ゲルマニウム
③トルマリン
⓸薬宝玉石(やくほうぎょくせき)
⑤医王石(いおうせき)
⑥麦飯石(ばくはんせき)
⑦木紋石(きもんせき)
⑧玄武岩(げんぶがん)
⑨翡翠(ひすい)
⑩北投石(ほくとうせき)

 

◆特徴で比較!サウナと岩盤浴の違い


サウナと岩盤浴の特徴の違いを見てみましょう。

 

1.サウナ

すばやく体の表面を温めて発汗させます。
室温は80度以上と高温です。

初心者にとっては、息苦しさを感じたり、暑すぎると感じたりすることがあります。
また、ベトベトした濃い汗を大量にかくのも特徴の1つです。

 

2.岩盤浴

ゆっくりと体の奥まで温めることで発汗させます。
室温が約45度と低めなので、横になってのんびりと入浴ができます。
そのため初心者でも気軽に楽しむことが可能です。

岩盤から出てくる「遠赤外線」の効果により、体の深部からじっくり温まることができます。
時間をかけてゆっくりと濃度が薄いサラサラとした汗が出てくるので、サウナの汗にくらべて心地よさがあります。

 

◆効果で比較!サウナと岩盤浴の違い


効果に着目した場合、両者の違いはあるのでしょうか。

 

1.汗の質と量が違う

汗の種類がサウナと岩盤浴では違うので、流す体の汚れも違ってきます。。

① サウナ
サウナでかく汗は、毛穴にある汚れと一緒に「汗腺」から出てくるどろどろしたものです。

② 岩盤浴
岩盤浴でかく汗は、天然石から出てくる「遠赤外線」によって、体の芯から温まることが可能です。
体が内側から温まるので、開いた皮脂腺からサラサラした汗が出てきます。
この時、体の中の毒素や老廃物も一緒に体の外に出てきてくるので「デトックス効果」が期待できますね。

 

2.リフレッシュorリラックス

続いてリフレッシュorリラックス効果を見てみましょう。

① サウナ
「サウナ~水風呂~外気浴」のセットで利用されるため、圧倒的なリフレッシュ効果があります。

体を限界の暑さの中に置いた後、水風呂でクールダウンし、外気浴で解放感を楽しめるのは、サウナの醍醐味(だいごみ)といえるでしょう。

② 岩盤浴
ゆっくりと長い時間リラックスできます。

横たわることができるため、力を抜いたままの状態で入浴が可能です。
使用する鉱石によって体の深部がじっくり温まるため、緊張がほぐれ、副交感神経が刺激されるという高いリラックス効果を得ることができます。

整理すると、サウナはリフレッシュ、岩盤浴はリラックスという効果があるといえるでしょう。

 

 

3.美容・美肌での違い

美容や美肌の点での違いはどうでしょうか。

① サウナ
岩盤浴よりも温度が高いため、毛穴がしっかり開いて毛穴の中の雑菌や汚れを取り除くことが可能です。

サウナに入る前に体を清潔にして毛穴を開きやすくしておくと、美容効果をさらに高めることができます。

② 岩盤浴
ニキビの予防によいといわれています。
余分な毒素・老廃物を「皮脂腺」から出てくる汗といっしょに流し出すことが可能です。
さらに、新陳代謝が高まるため、高い美容・美肌効果が期待できます。

 

4.体への効果の違い

体への効果はどう違うのでしょうか。

① サウナ
サウナは、血管を急激に拡張させたり収縮させたりすることで、自律神経のバランスがととのい、ストレスや脳疲労、睡眠の質改善ができます。

また、岩盤浴は新陳代謝の活性化や冷え性改善にも有効です。

 

5.疲労度の違い

疲労感の違いの方はどうでしょうか。

① サウナ
高温の室内でがまんして大量の汗をかくため、心臓への負担やエネルギー消費が大きいので、疲れやすいのが特徴です。

反面、しっかりとエネルギーを消費するので、睡眠の質を上げることができます。

② 岩盤浴
寝転んだままで、楽に体を温められます。

また、心身の疲労を取り除いてくれる、高いリラックス効果があります。

 

◆サウナと岩盤浴 それぞれのメリットデメリット


サウナと岩盤浴には、それぞれのメリットとデメリットがあります。
どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

 

1.サウナ

サウナのメリットとデメリットをご説明します。

 

■メリット

自律神経がととのうことや岩盤浴よりもリーズナブルであることがあげられます。
また、裸になることで開放感を味わうことができますし、大量の汗をかいてもすぐに流すことができるので快適です。

 

■デメリット

カップルでの利用が不可なことや、熱で髪の毛や頭皮が痛むことがデメリットとしてあげられます。
また、サウナ室内では岩盤浴のように横になることができませんし、室内にあるテレビの音が気になって落ち着かないことも。

 

2.岩盤浴

続いて岩盤浴のメリットとデメリットをご説明します。

 

■メリット

体の内部から温めることできるので、冷え性にも効果があることや、カップル利用ができることです。
また、美肌効果の期待が高いこと、思う存分横になれること、静かな音楽を聴きながら入浴ができます。

 

■デメリット

すぐに汗を流せないことや、サウナより利用料金が高いことがデメリットです。
また、汗で岩盤浴着が濡れるので気持ちが悪いと感じたり、長時間休憩すると汗で体がひえたりすることも。
さらに、他人のいびきがうるさいと感じることもあります。

 

◆サウナと岩盤浴の注意点


サウナと岩盤浴を楽しむ際に注意しなければならない点があります。
水分補給を欠かしてはならないということです。

スポーツや日常生活でも、熱中症予防として水分補給は欠かせませんが、同様にサウナと岩盤浴でも水分補給はとても大切なポイントになります。

水分補給のタイミングとしては、
① 実施前
② 実施中
③ 実施後

があります。
この中で特に①のタイミングで水分を補給することが大切です。

事前に水分を補給しておくと脱水症状を防ぐことができます。
サウナや岩盤浴は汗で大量の水分が失われてしまいます。
入浴前には、必ず水分補給することを忘れないようにしましょう。

 

◆自分の目的や好みで選んでみて


サウナも岩盤浴も発汗することでさまざまな効果を得ることができます。

サウナは、「サウナ~水風呂~外気浴」のセットを3回ほど繰り返すことで「ととのう」という至福を味わうことができます。

▼サウナの魅力「ととのう」を詳しく解説しています。

サウナ後は水風呂!安全に「ととのう」ためのポイント

一方、岩盤浴は、低温なので初心者でも無理なくくつろぎながら入浴ができるので、誰でもとっつきやすく続けやすいのが魅力です。

サウナも岩盤浴もそれぞれメリットとデメリットがありますので、自分にあった方を選択してみてはいかがでしょうか。

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