仕事や家事を終えたあと、湯船につかって一日の疲れを癒す時間は格別ですよね。
お風呂にはリラックス効果があり、血行を促進してストレスや疲労の回復を助けてくれます。
ところで、「お風呂は食前・食後どちらに入るのがいいの?」と迷ったことはありませんか?
実は、入浴のタイミングによって体への影響や健康効果は大きく変わります。
この記事では、食前・食後のおすすめ入浴タイミングや就寝前の入浴のコツなどを、わかりやすく解説します。
▼安全にお風呂をご利用いただくために、こちらの記事もご覧ください。
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◆入浴は食前・食後どちらがいいの?

結論から言えば、食前に入浴するのがおすすめです。
入浴によって体が温まり血流が良くなることで、胃腸に送られる血液量が一時的に減少します。
そのため、食後すぐにお風呂に入ると消化が妨げられるおそれがあるのです。
一方で、食前に入浴すれば血行が促進されて体がリラックスし、食欲が自然に整いやすくなるというメリットも。
また、ぬるめのお湯での入浴は副交感神経を高め、暴飲暴食の防止にもつながります。
◆食後の入浴時に気をつけるポイント

「どうしても食後に入りたい」という場合もありますよね。
そんなときは、以下のポイントを意識しましょう。
1.食後1時間以上あけてから入浴を
食後すぐの入浴は、血圧の急な変化で立ちくらみや気分不良を起こすことがあります。
最低でも1時間以上、できれば1時間半あけてから入浴するのが安全です。
2.お湯の温度は41℃以下で
42℃以上の熱いお湯は交感神経を刺激し、血圧の上昇や動悸を招くおそれがあります。
40℃前後のぬるめのお湯に10〜15分ほどつかるのが理想的です。
副交感神経が優位になり、リラックス効果と快眠効果を得られます。
◆就寝1時間~2時間前の入浴もおすすめ

ぐっすり眠りたい方は、就寝の1〜2時間前の入浴が効果的です。
人の体は「深部体温が下がる」ときに眠気を感じやすくなるため、
入浴でいったん体温を上げ、自然に下がっていくタイミングで寝ると睡眠の質が向上します。
逆に、寝る直前の入浴は体温がまだ高く、かえって寝つきが悪くなることも。
お風呂上がりはしっかり水分をとり、肌の保湿も忘れずに行いましょう。
◆「ヒートショック」に注意

寒い季節に注意したいのがヒートショックです。
暖かい部屋から冷えた脱衣所・浴室へ移動したときに起こる急な血圧変動で、
失神や心筋梗塞、脳卒中などを引き起こす危険があります。
1.入浴前後の水分補給
脱水を防ぐため、入浴前後にコップ1杯の水を飲みましょう。
入浴中は大量の発汗があるため、入浴後の水分補給も忘れないようにしましょう。
2.脱衣所・浴室を温める
ヒートショックは温度差が原因ということは既に述べたとおりです。
暖房器具や浴室暖房を使って、部屋との温度差を小さくします。
3.かけ湯で体を慣らす
冷えた体でいきなり湯船に入らず、足先から順にかけ湯をして温度差を和らげましょう。
4.お湯は41℃以下に設定
熱すぎるお湯は、血圧も急上昇させるため、体に負担をかけてしまいます。
41度以下のぬるめのお湯なら血圧の急変を抑えられ、体にもやさしいです。
◆気持ちよくお風呂を楽しむために

安全で快適な入浴のために、以下の点も押さえておきましょう。
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入浴時間は10〜15分程度:長湯はのぼせや脱水の原因になります。
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入浴前後の水分補給を忘れずに:体内の水分バランスを保ちましょう。
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半身浴で心臓への負担を軽減:胸の下までつかるのが理想です。
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運動後・飲酒後は避ける:血圧や心拍数が不安定な状態での入浴は危険です。
◆自分に合った入浴習慣でリラックスを
お風呂は、1日の疲れを癒やすだけでなく、心と体のリズムを整える大切な時間です。
食前に入るか、就寝前に入るか、自分の生活リズムに合わせてベストなタイミングを見つけてみましょう。
もし時間に余裕があれば、天然温泉で心身をリセットするのもおすすめです。
源泉掛け流しの天然温泉「栃木天然温泉 いきいき夢ロマン」は、都心からも近く、設備も充実したおすすめの温泉施設です。
日々の疲れを癒しに、ぜひ訪れてみてください。
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