【食前・食後】お風呂に入るおすすめの時間とタイミング
2024.04.19
【食前・食後】お風呂に入るおすすめの時間とタイミング

家に帰ったらお風呂に入って一日の疲れをいやす習慣があります。
お風呂はリラックス効果もあるため、ゆっくりと夜の時間を過ごすことが可能です。

ところで、お風呂に入る時間やタイミングは人それぞれです。
帰宅してすぐにお風呂に入って、それから食事をする人もいれば、先に食事を済ませてからお風呂に入る人もいることでしょう。

しかし、入浴するタイミングや時間によって、体への効果が異なるのをご存じでしょうか。

この記事では、おすすめの入浴時間やタイミングについて解説します。
快適な入浴を楽しむためにも、ぜひご参考にしてください。

 

▼安全にお風呂をご利用いただくために、こちらの記事もご覧ください。

夏こそお風呂で疲労回復&夏バテ解消!暑さを乗り切る入浴法

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◆入浴は食前・食後どちらがいいの?


自宅に帰って、食前に入浴するのが好きな人もいれば、食後に入浴するのが好きな人もいることでしょう。
いったい、入浴は食前・食後どちらの方がよいのでしょうか。

結論を申し上げれば、お風呂に入ってから食事という順番、つまり食前の入浴がおすすめです。
食前の入浴はダイエットへの効果も期待できると言われています。

一方、食後に入浴すると、体が温まることで手足や皮膚の血管が広がり、たくさんの血液が流れるようになってしまいます。

こうしてたくさんの血液が流れるようになると、逆に内蔵への血液の流れの方は少なくなるので、消化機能の低下を招いてしまう結果になります。

 

◆食後の入浴時に気をつけるポイント


食後よりも食前の入浴の方がおすすめであることは、すでにお伝えしました。
食後の入浴時に気をつけなければならない点はいくつかありますが、ポイントをご説明します。

 

1.食後1時間ほどたってからの入浴を推奨

食事をしてから1時間以内に入浴すると、急激な血圧の低下を招くため、湯船で意識を失うなどの危険性があります。
食後は最低でも1時間以上置いてから、入浴するようにしましょう。

 

2.熱すぎるお風呂にも注意

お風呂は42度~43度が適温とされています。
しかし、人間の体にとっては、この温度はかなり熱すぎるようです。

熱すぎるお風呂は、交感神経が高まるため、血管収縮し、血液がドロドロになってしまいますし、自律神経のバランスも壊れてしまいます。
その結果、お風呂で倒れてしまうといった危険性もあります。

一方、41度以下の低めの温度のお風呂なら、副交感神経の働きが高められ、リラックス効果があるので、ぐっすり眠ることが可能です。

 

◆就寝1時間~2時間前の入浴もおすすめ



入浴のタイミングとして食前がおすすめであることはご理解いただいたと思いますが、

食前に入浴すること以外にも、おすすめの入浴のタイミングがあります。
順番にご紹介しましょう。

 

1.夜ぐっすり眠りたいなら就寝1~2時間前がおすすめ

睡眠の質を高めてぐっすり眠りたい方の場合は、就寝の1時間~2時間前に入浴するのが効果的です。

就寝1時間~2時間前なら、入浴で一時的に上がった体温が、床につくころにはちょうど下がってきます。
体温が下がると人は眠くなるという性質があるので、ぐっすり眠ることができるというわけです。

 

2.間隔が短すぎると寝付きが悪くなることも

就寝1時間~2時間よりも前に床につくと、まだ体温が十分下がっていないので、逆に寝つきが悪くなり、なかなか寝付けないこともあります。

 

3.水分補給と保湿を忘れずに

寝ている間も人間は大量の汗をかきます。
就寝前も、入浴する時と同様に水分補給と保湿を忘れないようにしましょう。

 

◆「ヒートショック」に注意



寒い冬の時期や夜の入浴で気を付けなければならないのが「ヒートショック」です。

「ヒートショック」とは、温かい部屋から急に寒い部屋へ移動すると、急な寒暖差により、血圧が大きく変動し、体に悪影響を与え、体調不良を招いてしまうことを言います。
ヒートショックは、最悪の場合、脳梗塞や心筋梗塞にいたる危険性もあるようです。

ヒートテックを予防するための対処方法をいくつかご紹介しましょう。

 

1.充分な水分補給

脱水症状を予防するために、入浴前に水またはスポーツドリンクをコップ1杯飲むとよいでしょう。
入浴中は大量の発汗があるため、汗といっしょにミネラル分が流れ出てしまいます。
そのため、入浴後の水分補給も忘れないようにしましょう。

 

2.脱衣所に暖房器具を置くなどして温度差を減らす

ヒートショックは温度差が原因ということは既に述べたとおりです。
温度差を抑えるために、脱衣所に暖房器具を置くなどして室温差を減らすような工夫をしましょう。

 

3.湯船につかる前にかけ湯をする

冷えた体でいきなり湯船につかると、温度差からヒートショックを起こすおそれがあります。
湯船につかる前には必ずかけ湯をして、少しずつ体をお湯の温度に鳴らすようにしましょう。
かけ湯は心臓から離れた足先などから順にお湯をかけていくと効果的です。

 

4.お湯は41度以下

2度以下の部屋から、41度を超えるおふろにいきなり入るとヒートショックを起こす危険性が高いと言われています。
また、熱すぎるお湯は、血圧も急上昇させるため、体に負担をかけてしまいます。
41度以下の低めの温度のお湯なら血圧の上昇を抑えることが可能です。

 

◆気持ちよくお風呂を楽しむために



食前の入浴のおすすめや、食後の入浴の注意点、ヒートショックの対処方法などを解説してきましたが、そのほかにもお風呂を楽しむためのコツがあります。
気持ちよくお風呂を楽しむためのコツをいくつかご紹介しましょう。

 

1.入浴時間は10-15分

安全な入浴方法として41度以下のお湯につかって、10分~15分であがるのがよいとされています。
特にご高齢の方は、入浴中の事故を防止するためにも、ぜひ守っていただきたいですね。

 

2.入浴前後は水分補給

入浴の15分ほど前に水分補給を行いましょう。
水分補給をしておかないと、水分が全身へ行き渡らなくなります。
水分補給が1時間前だと、尿や汗、呼吸などで体内の水分がなくなってしまいます。

なお、お風呂の中では大量の汗をかくため、お風呂上がりにも水分補給を忘れないようにしましょう。

 

3.温度は41度以下に

お風呂の温度は41度以下で、入浴時間は10分までにしましょう。
熱いお湯の中に長時間いると、体温がお湯の温度と同じくらいになり、熱中症になるおそれがあります。

 

4.胸のあたりまでつかる

首までお湯につかる全身浴より、胸の下までお湯につかる「半身浴」をおすすめします。
全身浴は浴槽に深くつかるため大きな水圧がかかって、血圧も上がり心臓に負担をかけてしまいますが、半身浴なら心臓への負担を少なくすることができます。

でも、半身浴であれば体へかかる水圧を抑えることができるので安心です。

 

5.運動後や飲酒後は注意

運動後や飲酒後の入浴は要注意です。

運動した後なら30分以上時間を置いてから入浴するようにし、また飲酒後は当日の入浴は控えるようにしましょう。
アルコールは急に血圧が高くなるので、心臓への負担が大きいですし、脱水症状を招いてしまうので大変危険です。

 

◆自分にあった入浴方法で楽しみましょう


ここまで、おすすめの入浴時間やタイミングについて解説してきました。

基本的には、食後よりも食前に入浴する方が、体や健康に効果的であることがおわかりになったと思います。
また良質な睡眠を取るためには、就寝の1時間~2時間程前に入浴するのが効果的であることなどもご理解いただけたことでしょう。

この記事を参考にして、自分に合った入浴方法を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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ぜひ一度お出かけください。

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