温泉にはリラックス効果などさまざまな効果がありますが、ダイエット効果もその1つです。
体を動かすのではなく、温泉にゆっくりつかりながらダイエットができるとしたら、それは何ともすばらしいことではないでしょうか。
この記事では温泉のダイエット効果ややせるための入浴方法などをご紹介します。
温泉マニアの方はぜひご覧ください。
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◆温泉で痩せることはできる?
温泉で痩せるのはたくさん汗をかくからと思っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、温泉で痩せるのは実はカロリーを消費するためなのです。
温泉はなぜ痩せるのか
温泉は入り方次第では、ダイエットに効果があるようです。
温泉から上がったら体重が少し減っていることが現実にあります。
しかし、温泉のダイエット効果は汗をかくためだけではありません。
発汗だけで体重が落ちるのは単に体の水分が減っただけで、水分をとるとまたすぐに
元に戻ってしまいます。
しかし、だからといって水分をとるのをやめたら脱水症状になってしまうので注意しましょう。
温泉でダイエットができるのは、実は温泉に入るだけでカロリーを消費するからです。
◆温泉に入ることによる消費カロリーは?
基礎代謝とは、人間が生命活動を維持するのに必要最低限なエネルギーのことで、運動しなくても得られるものです。
温泉に入れば体温の上昇に従って血行がよくなり、この基礎代謝を高めます。
基礎代謝がアップすると、それだけたくさんのカロリーを消費可能です。
では温泉に入ることによる消費カロリーはどれくらいなのでしょうか。
たとえば42度のお湯に20分程度の全身浴をするだけで220kcalほどのカロリーを消費するといわれています。
40度の場合は、110kcalほどで、30度の場合は50kcalほどです。
ちなみに10分程度のジョギングで80kcalほどの消費カロリーを消費するといわれています。
ただ座っているだけでカロリーが消費できる温泉はなんとも素敵ですね。
◆温泉のダイエット効果とは?
体を温めてリラックスさせてくれるだけでなく、基礎代謝を高め、汗と一緒に老廃物を排出してくれる温泉のダイエット効果とはどのようなものなのでしょうか。
温泉の痩せる効果1 基礎代謝をUP
運動をしなくても、生命を維持するために消費されるカロリーのことを基礎代謝というのは、すでにご説明しました。
温泉に入ることで血行が促進され、その結果基礎代謝がアップし、よりたくさんのカロリーが消費されることになります。
消費カロリーが増えれば増えるほど、ダイエットの効果につながるというわけです。
温泉の痩せる効果2 ストレス解消
ストレスにより幸せホルモンといわれているセロトニンが脳内で増加します。
セロトニンの原料となるトリプトファンは肉類や乳製品など脂質を多く含むものに含まれています。
そのため脳は、脂っこい肉や糖質が多く含まれるお菓子やケーキ、ミルクたっぷりのコーヒーといった資質や糖質を欲してしまうのです。
これらは放っておくとストレス太りの原因となりますが、温泉にはストレスを緩和する効果があるため、暴飲暴食などを防ぐことができるでしょう。
温泉の痩せる効果3 デトックス
新陳代謝や血行の促進を助けるので、温泉にはデトックス効果が期待できます。
特に暑い夏の時期は、冷房下で発汗や新陳代謝が低下しがちですし、食事も脂っこいものが多くなりがちな季節です。
温泉につかってたくさんの汗とともに老廃物を排出すれば、体のデトックス効果が期待できます。
温泉の痩せる効果4 むくみが取れる
温泉で体温が上がると、発汗作用によって体内から余分な水分が流れ出ているので、むくみがとれてすっきりした外見になるでしょう。
気になる部分を温泉につかりながらマッサージすると、さらに効果が期待できます。
◆温泉で痩せる入り方
温泉ダイエットは温泉に入るだけというとても簡単なものです。
上記でもご紹説明しましたとおり、10分間42度のお湯につかれば消費されるカロリーは80㎉ほどになります。
また、同じ10分間に40度のお湯につかれば消費されるカロリーは40㎉ほどです。
ダイエットのためには、湯温で全身浴が効果的ですが、熱い温泉が苦手な方は無理をしないで好みの温度の温泉に入るようにしましょう。
高温反復入浴法
入浴の15分ほど前に水分補給をした後、42度ほどのやや熱い温泉に何度も入る入浴方法のことを「高温反復入浴法」といいます。
かぶり湯をした後、温泉に3分から5分ほど全身浴をし、上がってから3分から5分ほど休みます。
再び42度ほどの温泉に入り、上がって休み、また入るというセットを3回ほど繰り返すのです。
褐色脂肪細胞活性化入浴法
「褐色脂肪細胞活性化入浴法」と呼ばれる入浴法をご紹介しましょう。
「褐色脂肪細胞」とは、首の後ろや肩甲骨、わきの下あたりにあり、体脂肪を燃やして熱をつくり出し、太りにくい体質にしてくれる細胞です。
褐色脂肪細胞活性化入浴法の手順をご説明します。
なお、お風呂の温度は、温水の場合は42度、冷水の場合は20度くらいが効果的のようです。
手順1: 肩までゆっくり約3~4分かけて全身浴をする
手順2: 首からみぞおちまで30秒間水シャワーをおこない、続いてお湯シャワーを30秒間おこなうセットを5回くり返す
手順3: 再び3~4分間ほど全身浴をおこなう
手順4: リラックスして5分間ほど体を休める
手順5: 最後の全身浴を3~4分ほどおこなう
この手順を1日2回おこなうとランニングと同様の消費カロリーが得られる」といわれています。
◆温泉ダイエットで何キロ痩せる?
お風呂ダイエットでは何キロ減量が可能なのでしょうか。
1キロの体脂肪を落とすのには7,200kcal程度のカロリーを要するといわれています。
3キロやせたい場合は、約21600kcalものカロリーを消費が必要です。
たとえば40度の温泉に20分間浸っていたとしても110kcal程度しか消費できません。
21600Kcalに到達するにはほど遠く、1日で3キロやせることはとても不可能でしょう。
とにかく、最低でも3週間から1カ月ほど入浴を継続して、自分のダイエット効果を確かめてみてはいかがでしょうか。
なお、入浴後に体重が減っていることがありますが、これは体内の水分が汗になって出てきたためで、体脂肪が減ったからではありませんので念のため。
◆温泉ダイエットで入浴する際の注意点
温泉ダイエットで入浴する際には注意すべき点がいくつかあります。
1.食後すぐに入浴をしない
入浴の1〜2時間前に食事は済ませておくようにしましょう。
浴時直後に入浴すると、胃腸に集まっていた血液が全身に流れるため、消化不良となるおそれがあります。
2.水分補給を十分にする
汗とともに体内のミネラルも放出されてしまうことから、ミネラルが含まれるスポーツドリンクなどを飲むのがおすすめです。
3.水分補給は、入浴前、入浴中、入浴後にもそれぞれ十分におこなうようにしましょう。
入浴中は、ペットボトルに入った常温の水などを持ち込み、少しずつ飲むのが効果的です。
こまめに飲む方が高い吸収力があるので、脱水症状の予防には効果が期待できます。
一気にがぶがぶ飲まないようにしましょう。
4.常温の飲み物を飲む
冷たい飲み物を飲むと、急に体が冷えて、血の流れが悪くなってしまいます。
飲み物は常温で飲むようにしましょう。
5.熱いお湯に長時間つからない
42度を超える熱いお湯は交感神経の働きを高め、血圧の上昇を招きます。
血液の粘度も上がるため、血栓ができやすくなるようです。
◆温泉を楽しみながらダイエット効果を得よう
温泉を楽しみながらダイエット効果が得られるのは一石二鳥ともいえるでしょう。
しかし、この記事で書かれてある注意事項を守って入浴しないと、水脱症状などの体調不良を招いてしまうこともありますので注意が必要です。
なお、源泉掛け流しの天然温泉「栃木天然温泉 いきいき夢ロマン」は、健康的な汗を流しながらダイエットができるおすすめの施設です。
ぜひ一度お出かけください。
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