温泉の楽しみ方 温泉旅行の魅力や楽しむためのポイントやマナー
2024.02.13
温泉の楽しみ方 温泉旅行の魅力や楽しむためのポイントやマナー

温泉の楽しみ方は、人それぞれです。
サウナや銭湯とは違って、入浴するだけではなく温泉街をぶらぶら歩いてみたり、露天風呂で1人でゆっくり景色を楽しんだり、付属の遊技場で遊んでみたりと、たくさんの楽しみ方があります。

この記事では、温泉をよりいっそう楽しむためのポイントやマナー、注意点などについて詳しく解説します。

 

◆温泉旅行の魅力


温泉旅行は入浴して身体と心を癒すことの他にも、さまざまな魅力があります。主な魅力にふれてみましょう。

 

温泉で身体と心を癒す

温泉のお湯にはさまざまな成分が含まれており、そのことを「泉質」といいます。
泉質は、その温泉が持つ固有の成分によって分類される、温泉の種類そのもののことを言う場合もあります。

温泉を選ぶ際に、泉質による身体への効果・効能を基準にする人も多いようです。
中には「湯治(とうじ)」といって、温泉地に何日か滞在して身体の不調を回復させることがあります。

忙しい現代では、本格的な湯治へ出かける人も少なくなってきたようです。
しかし、日帰りでも温泉地に出かけて温泉に浸かれば、日常と異なる空間を楽しむことによって心身をリフレッシュすることができます。

 

温泉街独特の風情と体験

別府、草津、熱海、白馬など人気のある温泉地に形成されている温泉街を歩いて、風情や情緒を楽しむのも温泉旅行の魅力の1つです。
その他にも、食事処でご当地グルメを楽しんでみたり、お土産屋さんでその土地の名産品などを購入してみたりするのも楽しいですね。

さあ、あなたも早速浴衣に着替えて、温泉街に繰り出し、いろんな温泉に浸かってみましょう。

 

露天風呂で自然や景色を楽しむ

露天風呂付きの温泉では、露天風呂からの眺めと開放感が魅力です。
春には桜が、夏には新緑が、秋には紅葉が、冬には美しい雪景色が楽といった四季折々を楽しむことができる露店風呂もあります。
自然を眺めながら、お湯に浸かる体験は、あなたにとって最高のいやしとなるでしょう。

特に秋や冬の寒い季節は、外気で冷たくなった体が温泉に浸かってポカポカと温まっていくという極上の体験をすることができます。

 

◆温泉の楽しみ方


温泉は、周辺の自然を感じたり、貸切風呂を利用できたりするのも楽しみの1つです。
温泉の楽しみ方をご紹介しましょう。

 

自然を感じる

朝は太陽の光を、夜は星空を、そして虫の音や風に揺れる木々など、温泉では季節や時間帯によって大きく変わる大自然を感じることができます。

 

貸切風呂を利用する

カップルや家族のためには、貸切風呂があります。貸切風呂を利用すれば、人目を気にしないでゆっくりと温泉を楽しむことができます。なお、貸切風呂は予約制の所が多いので、事前に予約しておくことを忘れないようにしましょう。

 

温泉に何度も入る

温泉は1日のうちに何度入ってもかまいません。いろんな時間帯に入浴を楽しむという方法もあります。チェックイン後、夕食後、朝風呂など時間を変えて楽しむのもよいでしょう。

温泉の印象は、時間帯によって大きく変わってきます。暖かい夕日を浴びると穏やかな気持ちになりますし、朝の光を浴びると頭や体が芯から目覚める気持ちを感じるでしょう。

 

季節ごとの違いを楽しむ

季節によって温泉地を包む景観は、ガラリと様変わりします。春は桜、夏は新緑、秋は枯葉、冬は積雪といった四季折々の景観を堪能できるのも温泉旅行の魅力です。

 

飲泉

温泉水は飲むこともでき、温泉水を飲むことを「飲泉」といいます。飲泉によっても、さまざまな効果が期待できるようです。飲泉に適したお湯がわき出ている温泉地で飲泉するのも、楽しみの1つといえるでしょう。

 

温泉たまごをつくる

温泉たまごをつくれる温泉もあります。熱海や箱根大桶谷などが温泉たまごをつくれる温泉として有名です。足湯や散策を楽しみながら、温泉たまごができあがるのを待っている間の時間も楽しいものですね。

 

◆温泉旅行を楽しむためのポイント


温泉旅行を楽しむためにはいくつかのポイントをおさえる必要があります。
どのようなポイントなのでしょうか。

 

早めにチェックインする

宿泊施設にチェックインする時間が遅くなると、ゆっくりくつろぐ暇もなく、あっという間に夕食の時間になってしまいます。そうしてあわただしく時間が過ぎて、ゆっくりと温泉旅行を楽しむことができなくなってしまいます。

なるべく早めにチェックインすれば、それだけ時間にゆとりがあるので、温泉の周辺を散歩することもできますし、のんびり温泉に浸かることも可能です。たくさん温泉旅行を楽しみたい場合は、早めにチェックインするのがコツです。

 

観光情報を得る

最近はインターネットで手軽に情報を入手することができます。しかし、旅先の宿泊施設の受付や観光案内所で、ネットでは得ることができない最新の情報が得られる可能性があります。

宿泊施設や観光案内所の従業員や、そこに置いてあるパンフレットから、インターネットやガイドブックには掲載されていないお宝情報を得られるかもしれません。タイミングとしては、宿泊施設にチェックインする時に聞いてみるとよいでしょう。

 

◆温泉を楽しむために知っておこう!入浴の注意点とマナー



温泉を気持ちよく楽しむためにも。入浴の注意点やマナーを心得ておくことは大切です。
どのような点に注意すればよいのでしょうか。

 

入浴を避けた方が良いタイミング

入浴には避けた方がよいタイミングがあります。まずは、食事の直前直後です。入浴すると、身体の表面に血液が集まるため、胃の動きが弱まり、消化不良を起こす可能性があります。飲酒直後や過度の疲労時、運動をした直後も入浴を避けた方がよいでしょう。

 

水分補給をしっかりと

入浴すると思っている以上に大量の汗をかきます。脱水症状にならないよう、入浴前に十分水分補給することを忘れないようにしましょう。水分補給は入浴前だけでなく、入浴の合間にもこまめに行なう必要があります。

 

高齢者や子供には付き添って

高齢者や子供が温泉に入る際には、必ず付き添って入浴するようにしましょう。入浴すると、急激に体温が変動することによってヒートショックなど体調の変化を起こすことがありますし、溺れたりして事故などにつながることがあります。

 

かけ湯で慣らす

温泉に入る時は、掛け湯をして、体を慣らしてからにしましょう。手足から順に掛け湯をして体を少しずつ温めておけば、急に体温が上昇しても体が驚くことがありません。また、動悸や息切れの防止にも効果があります。

 

温泉での入浴マナー

温泉では守るべきマナーがあります。お互い気持ちよく入浴するためにも、チェックしておきましょう。

 

    1. 入浴前はかけ湯やシャワーで身体を洗う

共同浴場なので、身体を洗ってから入浴し、温泉のお湯を汚さないようにするのが基本です。1日に2回目以上入浴する場合でも、身体を洗ってから入る方が周囲の人が安心します。

 

    1. 洗い場は場所取りをしない

タオルや入浴道具などを洗い場に置いて場所を取る行為はマナー違反です。特に混雑時は他の入浴者に迷惑をかけてしまいます。

 

    1. 温泉では泳がない

浴槽の中で泳ぐと、血流が良くなり、血圧が急上昇するおそれがあります。また、泳ぐとお湯に波が立つので、他の入浴者に不快な思いをさせてしまうでしょう。

 

    1. 浴槽にタオルは入れない

タオルを浴槽に入れることは、石鹸やタオルの繊維などでお湯を汚すのでやってはいけません。頭の上などに置いて、湯に浸からないようにしましょう。

    1. 長い髪の毛の場合は結ぶ

髪の毛が長い人は、ヘアゴムやクリップなどで髪を留めてお湯に浸からないようにしましょう。温泉に髪の毛が浮いていたら、誰しもうんざりしてしまいます。

 

    1. 脱衣所に行く前に水滴を拭く

体を拭かずに浴場から脱衣所に移動すると、脱衣所が濡れて、まわりの人に不快感を与えるだけではなく、滑ってころぶ危険もあります。必ずタオルで水分を拭き取ってから脱衣所に行くようにしましょう。

 

◆温泉に関する質問



温泉に関するよくある質問をまとめてみました。
温泉をよりいっそう楽しむためにも、ぜひご参考にしてください。

 

温泉は1日に何回くらい入るといい?

温泉に入ると気持ちがよいですが、1日のうちに何回も入るのは体によくありません。1日2~3回程度がよいでしょう。間に休憩をはさむことも大切です。

 

温泉でストレス発散できる?

温泉はストレス発散が可能です。温泉は血流を促進し、新陳代謝を高める効果があるため、ストレスからくる緊張をほぐしてくれます。また、肩こりや腰痛にも効果的です。

 

◆マナーを守り、温泉を楽しもう


温泉や温泉旅行を心ゆくまで楽しむためには、この記事で解説してきたポイントや注意点をおさえ、マナーをしっかり守ることが大切です。

日本の温泉は、それぞれ独特な魅力や効能を持っています。この機会に、ぜひ日本各地の温泉へ出かけてみてはいかがでしょうか。ひとり旅もいいものです。

なお、源泉掛け流しの天然温泉「栃木天然温泉 いきいき夢ロマン」は、東京からのアクセスも良好で、泉質も設備も十分ご満足いただけるおすすめの温泉施設です。