風呂上がりにおすすめの飲み物は?悪い飲み物や水分補給のタイミングも解説
2023.11.16
風呂上がりにおすすめの飲み物は?悪い飲み物や水分補給のタイミングも解説

お風呂上がりのキンキンに冷えたビールは最高ですね。
お酒が飲めない人の場合は冷えた牛乳と、やはり冷たい飲み物が欲しくなるものです。

しかし、お風呂上がりにこういったものを飲むのは体にいいのでしょうか。
この記事では、風呂上がりに良い飲み物、悪い飲み物をご紹介します。

水分補給のタイミングについても触れていますので、ぜひ最後までお読みください。

 

◆お風呂上がりに水分補給が必要な理由


お風呂に入れば300〜800mlもの汗をかき、たくさんの水分が体から失われてしまいます。
仮に41度のお湯に15分間つかり、30分安静したとすると、約800mlもの水分が失われることになります。

水分を補給しないままにしておくと、脱水症になる可能性があります。
脱水症の特徴としては、急激な血圧下や、立ちくらみ、のどの渇き、意識の遠のきなどです。
症状が現れ、ゆくゆくは命にもかかわってくることもあるようです。

 

◆お風呂の水分補給に最適なタイミングとは?


お風呂の水分補給に最適なタイミングとは?

水分補給のタイミングはいつがいいのでしょうか。

入浴前と入浴後にコップに入った約200ミリリットル〜300ミリリットルの水を飲むのがおすすめのタイミングです。

一度の入浴で500mlもの水分が失われるので、2回に分けてその失われた水分をカバーすることになります。

入浴中に体から水分が失われても大丈夫なように、入浴前はしっかりと水分補給をして備えておくというわけです。

 

入浴前にベストな水分補給のタイミング

入浴の前に水分を補給しておくことは大切だということがわかりました。
では、入浴前の水分補給のタイミングとしては、いつがベストなのでしょうか。

入浴の15〜30分前がよいといわれています。
理由は、水分補給をしても、水分が即座に全身を回ることができないからです。
逆に水を飲むのが1時間前だと、汗や尿や呼吸によって体内から水分が出て行ってしまうからです。

そのほかにも、15〜30分前に水を飲んでおくと、血管内に血の塊ができる「血栓症」を防ぐこともできます。
血栓症の原因は、体内の水分が失われることで、ドロドロの血液になってしまうためです。

血栓症になり、引血管が詰まってしまうことによって、「脳梗塞」や「心筋梗塞」などの発症を招いてしまうことになります。

そのため、入浴15分から30分前に水をのんでおくことは、血栓症を予防する効果もあるというわけです。

 

風呂上がりにベストな水分補給のタイミング

入浴後はできるだけ早く水分補給をするのがベストです。

たとえば41度のお風呂に15分間つかった場合、水分量はすでに約800mlも失われてしまっていることは先にも説明しました。

とにかく脱水症を発症させないためにも、一刻も早く水分補給をすることが肝要です。

 

半身浴など長風呂をする際の水分補給の仕方

半身浴は、時間をかけてたくさん汗をかくことによる美肌効果やデトックスといった効果が期待できる入浴方法です。

長時間長く入浴することは、つまりそれだけ汗をたくさんかくということです。
入浴前の水分補給を忘れないことはもちろんですが、お風呂の中でも水分補給ができるように、ペットボトルなどを持ちこむようにしましょう。

 

◆お風呂上がりの飲み物といえば牛乳!実はおすすめできない


銭湯や温泉でもよく販売されているので、お風呂上りには牛乳が体によいのではないかと、つい思い込んでしまいます。

実は、風呂上がりに牛乳を飲む習慣は、乳飲料メーカーが自社の牛乳の販売促進のため、一般市民の間に広めたものなのです。

風呂上がりの冷えた飲み物は体を冷やしてしまうので、体にいいとはいえません。
逆に、せっかく温まった体を内側から冷やしてしまうことになり、体に負担をかけ、せっかくの入浴をだいなしにしてしまいます。

 

◆お風呂上がりにおすすめの飲み物


お風呂上がりにおすすめの飲み物
飲みものにはいろんな種類がありますが、どの飲み物がお風呂上りにはおすすめなのでしょうか。
具体的な飲み物を順に見ていくこととしましょう。

 

1.白湯

水を沸かしてお湯にした後、適温に冷ましたもののことを「白湯」といいます。

白湯は体の芯から温めてくれるため、内臓機能を活発にすることが可能です。
冷えた牛乳など、風呂上がりは冷たい飲み物がよいと思われがちですが、好ましくありません。
なぜなら、急激に内臓を冷やすため、体に負担が生じ、体調が悪化する可能性があるからです。

白湯なら、冷たい飲み物よりも水分が失われた体に吸収されやすく、体の内側から温めてくれるので、全身の血流がよくなり、内臓の働きも活発になります。

そのため、基礎代謝がアップし、デトックス効果や脂肪燃焼効果も生まれ、体調不良を未然に防ぐことができます。

 

2.常温の水

常温の水には水道水以外にもミネラルウォーターがあります。
ミネラルウォーターとは、地下水をろ過したり加熱処理をしたりして飲料水にしたものです。
硬水、軟水の区別がありますが、ミネラルが豊富に含まれており、ミネラルと水分を同時に補給できます。

ミネラルウォーターは常温に戻しておく方が体によく、冷蔵庫で冷やしたりしないようにしましょう。

 

3.スポーツドリンク

お風呂に入ることで、たくさんの汗をかくことにより、水分もミネラル成分も失われてしまいます。
スポーツドリンクにはミネラルが含まれているため、失われた水分とミネラルを同時に補うことができるので、お風呂上りにはおすすめです。

もちろん、スポーツドリンクも、白湯と同様、冷やさず常温で飲むようにしましょう。

 

4.温かいハーブティー

お風呂上りに温かく香りもよいハーブティーを飲むと、リラックスでき、体の緊張をほぐしてくれるので、眠りにつきやすくなる効果があります。
特にお風呂上がりすぐに就寝する場合は、温かいハーブティーが効果的です。

ハーブティーには、ローズマリーなどいろんな種類がありますが、種類によって得られる効果は違ってきます。
そのため、症状に応じた種類のものを選ぶとよいでしょう。

冷やしたハーブティーは、他の飲み物と同様体を冷やしてしまいますので、常温あるいは温かくして飲むのがおすすめです。

 

5.その他

お風呂上がりにおすすめの飲み物として、そのほかにも炭酸水や、美容やダイエットに効果がある豆乳などがあります。
ポイントとしては、いずれの飲み物も常温で飲む方が効果的であるということです。

注意点としては、甘味のある炭酸飲料は水分補給には向かないので、無糖のものを飲むようにしましょう。

 

◆お風呂上がりに適さない飲み物とは?


中にはお風呂上りにおすすめできない飲み物もあります。
どういった飲み物がNGなのでしょうか。

 

1.ビールなどのアルコール

お風呂の後は、冷えたビールを一気に飲み干したいと思う人も多いことでしょう。
しかし、アルコールは利尿作用があり、体の水分を抜いてしまう働きがあります。

その結果、ドロドロになった血液により、高血圧などのリスクが高まるでしょう。
したがって、風呂上りにビールを飲んでも別に水分補給が必要です。

そのうえ、入浴で血行が良くなっている体にアルコールを飲めば、血行が異常に促進され、高血圧を招くこともあります。

もちろん入浴前にアルコールを飲むことも厳禁です。

 

2.ジュース

甘いジュースは、乾いた体に大量の糖分が摂取されるので、血液がドロドロになってしまうリスクがあります。

血液がドロドロの状態が長く続くと、血管が傷つき動脈硬化を引き起こすおそれもあります。

また、他の飲み物同様、冷たい状態で味わうことが多いので、内臓を冷やしてしまいます。
サイダーやコーラなども避けて、無糖の炭酸水などを選ぶと良いでしょう。

 

3.コーヒー

眠気防止のため、入浴後コーヒーを飲みたくなることもあるでしょう。

しかし、アルコールと同様、コーヒーもカフェインによる利尿作用があります。
脱水状態のお風呂上がりにコーヒーを飲むと、尿量がいつもより増して、体内の水分が余計に失われてしまいます。

 

◆お風呂上がりはしっかりと水分補給しよう


お風呂上がりはしっかりと水分補給しよう

お風呂に入ると、体内の多くの水分が失われてしまいます。
お風呂上がりはしっかりと水分補給をすることが大切です。

しかし、何でものんでいいというわけではありません。
常温の白湯やミネラルウォーターなどを摂取することで、いつまでも健康を維持できるようにしまよう。

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