あかすりとは?効果やメリット、注意点についてご紹介
2024.08.06
あかすりとは?効果やメリット、注意点についてご紹介

あかすりとは、タオルやミトン(手袋)を使って体のあかを擦り落とす人気の美容法です。
スーパー銭湯などにも併設されていることが多く、ふだんの入浴ではなかなか取り除くことができない古い角質や油分の汚れを取り除くことができます。

あかすりの効果やメリットとしては、どのような点があるのでしょうか。
また、どのような点に注意すべきなのでしょうか。

そこで、この記事ではあかすりの効果やメリット、注意点についてご説明します。

 

◆あかすり(垢すり)とは?


あかすり(垢すり)とは?

あかすりの歴史は、実は非常に長いものがあるようです。
あかすりの概要や歴史について紹介します。

 

1.あかすりとは

あかすりとは、簡単に言えば、タオルやミトンとよばれる手袋、あるいはブラシなどで体をこすり、石鹸では落ちない、古い角質や毛穴などの皮脂汚れを取り除く美容法のことです。

 

2.韓国式とフランス式がある

あかすりには、韓国式とフランス式の2つの種類のものがあります。
両者の違いは、韓国式はタオルを用いますが、フランス式は「ゴマージュ」というクリームを用いる点です。

 

3.韓国式が一般的

日本では、あかすりのほとんどは韓国式であり、温泉施設などでよく見られます。
温浴施設で行われているあかすりは、そのほとんどが韓国式です。

なお、当館「栃木天然温泉 いきいき夢ロマン」も韓国式となっています。

 

4.中東や北欧、日本でも歴史がある

あかすりは、今や韓国を中心に、世界中で行われていますが、中東や北欧、日本でもそれぞれの歴史があります。
中東地域の場合は、「ハンマーム」という伝統的な公衆浴場で行われたマッサージが起源とされています。

また、北欧地域の場合は、その発祥の地とされているサウナが起源となっているようです。

日本の場合は、江戸時代の風呂屋には既にあかすりによく似たサービスが行われていたようで、当時からあかすりは人々に親しまれてきました。

 

◆あかすりで期待できる効果


あかすりで期待できる効果

あかすりには健康や美容に関して、いくつかの期待できる効果があるといわれています。
あかすりで期待できる効果について詳しくご説明しましょう。

 

1.ターンオーバーを促進

「ターンオーバー」とは、人の体の古い角質を新しい角質に変えるサイクルのことです。
人は、年を重ねるにつれホルモンバランスが乱れてきて、正常にターンオーバーができなくなってしまいます。

そこで、あかすりを行うことで、古い角質や皮脂汚れを取り除き、体がもともと持っていた機能をよみがえらせることが可能です。

具体的には、毛穴に溜まった古い角質をあかすりで取り除くことで、肌に透明感を取り戻し、肌質を改善する効果が期待できます。

 

2.新陳代謝アップ

新陳代謝とは、体の中の古いものが新しいものに次第に入れ替わることです。
あかすりで肌に刺激を与えると新陳代謝がアップされ、血行やリンパの流れも促進されるといわれています。
新陳代謝がアップすると風邪をひきにくくなりますし、発汗作用が促進されるので、老廃物の排出が促進され、痩せやすい体づくりが期待可能です。

 

3.毛穴の角質や黒ずみを取り除く(美肌効果)

あかすりで、毛穴の角質や黒ずみを取り除く美肌効果が期待できます。
角質や黒ずみは単に洗っただけでは簡単に落ちないものです。

しかし、あかすりなら簡単に落とすことができます。

 

4.血行促進

あかすりで血行が促進されることで、肌に必要な栄養分が補給され代謝アップが期待できます。
代謝がアップすると、肌の新陳代謝が促され、シミやシワなどの肌トラブルの対策に有効です。

 

5.疲労回復

あかすりで筋肉がほぐれリラックスできるので、肩や首のこりや疲労回復ができます。
また、睡眠前にお風呂に入ることは、一日の疲れを落としてくれるとともに、良質の眠りを導くことが可能です。

 

◆自宅で実践!あかすりのやり方


自宅で実践!あかすりのやり方

あかすりを自分で行うのは難しいと思われがちですが、自宅に居ながら自分で行うことも可能です。
自宅であかすりを実践する場合の手順をご紹介します。

 

1.ぬるめのお湯(38~40度)に15~20分程度入る

最初に、38~40度のぬるめのお湯に15~20分程度入ります。
ゆったりと体を温めることによって、肌を柔らかくし、あかを落としやすくします。

 

2.体の水気を軽く拭き取る(水滴がたれない程度)

体を温め、汗が出てくるようになったら、湯船から出て、体から水滴がたれない程度にタオルで軽く拭き取りましょう。

そうすることによって、体とタオルとの摩擦を高めることができます。

 

3.あかすり用のタオルやミトンであかを落とす

自宅であかすりを行う場合、道具としては、主にタオルとミトン(手袋)とがあります。
タオルの特徴は、その長さゆえ、手が届きにくい背中や足の先までしっかりとこすることが可能です。
一方、ミトンの特徴としては、力の加減が容易なので、ていねいにこすることができる点でしょう。

タオルは、乾燥したあかすり専用のタオルを使用するのをおすすめしますが、専用タオルがない場合は、一般的なタオルをしっかりと絞ってから使用しましょう。

あかすりの際は、痛くない程度に優しく、タオルやあかすり用ミトン(手袋)で体をこすります。
ひざやひじ・くるぶし・足の裏などは、古い角質がたまっているので、ていねいに行いましょう。

肌はとても敏感なので、力を入れず優しくなでるようにし、ゴシゴシとこすり過ぎないよう注意が必要です。

なお、あかすりタオルでこすっていると、痛みがないのにアトピーのように肌が赤くなることがありますが、血行がよくなっている証拠ですので、そのまま続けても問題ありません。

 

◆あかすりを行う際の注意点


あかすりを行う際の注意点

効果的な方法であかすりを行うためには、いくつかの注意点があります。
あかすりを行う際の注意点にはどのようなものがあるのでしょうか。

 

1.おすすめは湯船につかってから

しっかりと湯船につかってから、あかすりを行うようにしましょう。
肌を柔らかい状態にしておくと、あかも落ちやすくなります。

 

2.洗体するとあかが出にくくなる

この時、シャワーや洗体の際は、石鹸やボディーソープを使わずに汚れや汗を洗い流す程度にしましょう。
あかすり前に石鹸やボディーソープで洗体すると、保湿成分が肌に膜を作るので、あかが落ちにくくなります。

必ず、①あかすり→②石鹸・ボディーソープの順番で行うようにしましょう。

 

3.強すぎはNG

あかすりの際は、基本的に優しくソフトにこするようにしましょう。
特に肌が弱い顔や太ももや肘裏、首回りなどの部分は、強すぎると肌トラブルを発症します。

しかし、肌の皮が厚い部位は、多少強めにこすってもかまいません。

あかすり後は普段に比べてより肌が敏感になっています。
化粧水やボディークリームなどを使って、保湿することを忘れないようにしましょう。

 

4.2週間に1回程度が目安

過度のあかすりは、かえって肌を傷つけてしまう場合があります。
また、年を取るにしたがって、ターンオーバーの頻度も低くなるようです。

あかすりは、肌の様子を見ながら2週間に1回程度を目安にしましょう。

 

◆「いきいき夢ロマン」ではあかすりをご利用いただけます。


ここまで、あかすりの効果やメリット、注意点などをご説明してきました。

あかすりは誰でも簡単にできる健康法であり美容法でもあります。
自宅に居ながら自分で試してみるという方法もありますが、温泉施設に出かけて、ゆっくりとあかすりのサービスを受けてみるのも格別ですね。

なお、源泉掛け流しの天然温泉「栃木天然温泉 いきいき夢ロマン」は、都心からのアクセスもよく、あかすりサービスもあるおすすめの温泉施設です。
ご家族やお友達とぜひ一度お越しください。